■■Report #70 Report index
 
「富士・はやぶさ」に乗ったとき(Report#51参照)、門司で降りずに熊本か大分まで行けばよかったと後悔した。
前回の後悔を生かし、今回は、大阪から青森まで、始発から終点まで乗車することにした。
去っていく列車を見送る寂しさもなく、停車時間にあわてて荷物と共に下車するのではなく、ゆっくりとホームに立つ幸せ…。
じわじわ湧き出る達成感…。


し・か・し!


1回乗ってみたいよね〜 → 乗る → もう一回乗りたいよね〜と、なるのは前述の通りで、今度は、「上りも乗りたい」と思うのが人間の性である。
なので今回は、往復にしてみました〜!
(はぁと
 
5月16日、17:30。
慣れない土地での食料の調達が思うように行かず、気付けば入線の時間に…!

あわててスーツケースを引きずり、ホームへ着いたと同時に、青い列車が滑り込んできた。


ち・な・み・に!
この列車に乗るのではない。


なぜならこれは「あけぼの」上野行きだからだ。
タイチョーの
趣味丸出しな感じだが、入線がみたかったのだ〜。
乗りもしないくせに記念撮影なんてしちゃったりして。
 

 

そして19時を回った頃、いよいよ我々の乗る
「日本海」が到着。

やっと重い荷物が降ろせるわと、席に乗り込む。

タイチョーはキオスクで冷えたビールを買い込んで、後から乗り込んできた。
やっぱギリギリで買うほうが美味しいもんね。。。

 
夕飯は、青森名産のホタテ飯。
すでに「我が家」化していたが、さすがに週末の上りは乗客も多く、上段にも人が居た。
静かに、静かにね…と行って聞かせ、よっすぃー隊員と、カズ隊員を早めに眠らせる。

夜は更けていく。
この夜の帳の中、車窓を眺めるのが一番のゼイタクなのだ。
青森駅のコンビニで調達した氷で、行きの残りの焼酎を空ける。
ああシアワセ。
この非日常的な時間が最高だ。

しかし、大阪の夜と違い、青森の夜は暗かった…!

田んぼと畑ばっかりで、明かりがないのだ…。
まるでずっとトンネルの中に居るような。
もう寝ちゃおっかな〜。
すっかり空になった焼酎の瓶ももう寝たら・と言っているようだった。
カーテンを引き、狭い寝台に寝転ぶよっすぃー隊員を奥にぎゅうっと詰めて寝転ぶと、旅の疲れもあってか、思わぬ早く睡魔に襲われ、程なく陥落していた。


「我が家」 日本海 カニ24  青森名物 帆立飯 
 
翌朝は雨だった。
春の雨が静かに振り続けていた。
帰りが雨でよかったな〜と思う。

  敦賀では、カマ交換を見学。

雨の中、興味津々のカズ隊員。
(写真下部のアタマはカズ隊員のもの。見てる見てる)


「富士・はやぶさ」の時には人だかりが出来ていた「イベント」だが、今回は我々のほかに1人居ただけだった。

(さぞや痛い家族に見えたことだろう!)


日本海縦貫線は、50Hzと60Hzの交流区間、直流区間の入り混じる路線なので、切り替わるたびに専用の機関車に交換していると、3回もイベント(笑)が発生してしまうため、交流区間と直流区間を直通して走ることの出来る、交直両用機関車「EF81」が引っ張っている。

しかしそれを何故今更わざわざ敦賀で、しかもEF81からEF81に交換するのかは不明…。
アレかな、疲れたからかな…。
オレを越えていけ、みたいな?(ちがいます)


そして午前10時27分、大阪駅へ到着、長い長い寝台特急「日本海」往復の旅も終わりを告げた。

ホームに降り立ち、よっすぃー隊員の一言。
「また乗りたいね〜」
…言うと思ったよ。
往復で、およそ30時間乗っていたというのに。
飛行機や新幹線の普及により、次々と廃止される夜行列車。

確かに新幹線でささっと移動して、安いホテルにでも泊まったほうが、快適で、経済的なのかもしれない。

しかし、新幹線ではこのゆったりとした時間を経験することもなく、ホテルのベッドでは、秘密基地のような空間で親子がぎゅうぎゅうにくっついて眠ることもない。
整然と同じ方向に並んだ座席では、見知らぬ人と会話することもなければ、窓から動く景色を眺めながら眠りに就くこともないのだ。

時代の流れとはいえ、こういった夜行列車がなくなっていくのは惜しいなぁとつくづく思う。


我々は、「移動のため」ではなく、「旅を楽しむため」に乗っているのだ。

この「日本海」は、今日の乗車率からいえば需要があり、まだすぐに廃止になることはなさそうだが、北陸新幹線が開業すれば、どうなるかわからない。
しかし時代の流れは止められない。
今、我々に出来るのは、ある内に乗ること!
さ〜て次は何に乗ろうかな。
降りたばかりの大阪駅で、早くも次の計画を夢見るへなちょこ隊であった。

どうでもいいけど、今回も制服と、白い手袋は…あ、ホントどうでもいい?

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