■■Report #111 Report index


2012年、大河ドラマ平清盛。
広島県には、そのゆかりの地がたくさんある。

2012年はコレをシリーズでお送りしようと思っていたら、2013年になってしまい、大河ドラマが変わっていた。
でも構わずお送りしちゃう、
清盛シリーズ第三弾は、敷名の千年藤!
福山市沼隈町常石の敷名浜から厳島神社へ上る参道入口に、「千年藤(ちとせふじ)」と呼ばれる藤の木がある。

「えっ?厳島神社って世界遺産の?」
と思ったソコのアナタ。

厳島神社は全国に約500社もあり、広島県内だけでも10社もあるのである。
広島県廿日市市宮島の世界遺産、厳島神社はその総本社なのだ。

なので、今日の舞台はあの厳島神社ではない。

マシャ隊員を抱っこしてハァハァ言いながら階段を上がっていくと、小さな藤棚があり、看板が設置してあった。

看板には、敷名が昔から海の関所が置かれ栄えたこと、千年という地名の由来が書かれていた。

実は今回、事前に少し調べて来ていた。

『平家物語』巻4の「還御(かんぎょ)」によると、
治承4年(1180)に高倉上皇が厳島詣での帰途、敷名の浜に船泊りされた時、「色ふかき藤の松にさきかかりけるを」手折らせて、「歌あるべし」といわれたのに答えて、大納言隆季が

  
千とせ経ん君がよはひに藤浪の 
  松の枝にもかかりぬるかな


と一首献じた。
以来この藤を「千年藤」と呼んでいい伝えて来たという。

という話を読んで、ここへ来たのだ。
しかし看板をよくよく読んでいて気付いてしまった。

厳島神社の帰路に敷名に停泊、ということは、敷名の厳島神社ではない?!
しかも看板には、「宮島からの帰路」と書いてある!!!

あれ?ここの厳島神社、
無 関 係 …?!

ということに早くも気付いてしまったが、せっかくなので、こちらの厳島神社に参拝することに。
厳島神社つながりで。

急な階段をあがり、マシャ隊員もがらんがらんと鈴を鳴らしてお参り…

…って、ちが――――――う!

今回の話は、厳島神社じゃなくて「藤」!!!

あまりにも青々してるもんだから、存在を忘れていた。
そう、主役は藤なのである。

この藤があまりにも美しくて、高倉上皇が手折らせて持って来させたのを、大納言隆季が「千とせ経ん…」と詠んだことが、名前の由来なのだ。この
故事にちなんで、この辺りの地名や学校名も千年(ちとせ)という。
そんな由緒ある藤なのだが、昔の記録によると大きな木であったらしいが、今は何代目か、小さな木が残るのみである。
ちなみに、県道53号線、内海大橋の近くには、千年藤にちなんで、道路脇に藤棚が作られている。

近くの駐車場には、歌碑も建てられている。

なんて書いてあるのかワタシには読めなかったが、おそらく「千とせ経ん…」の歌だと思う、この場合。

…という感じで終わろうと思っていたのだが、レポートを書かないうちに藤の咲く季節になってしまったので、追加。
まだ咲き初めだが、満開になるともっとキレイだと思う!

見ごろは4月終わり~5月初めなので是非…
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