■■Report #78 Report index



10月4日、天候晴れ、靴は持ったか?
前回(Report#43参照)寝ているカズ隊員を連れ出したため、靴を忘れて困ったという痛い教訓から、今回は何度もチェックした。
大丈夫、大丈夫。
向かうは山口県岩国市、海上自衛隊岩国航空基地である。

今年は、新しく飛行展示があったり、カラーガードが来たり、巡視艇による湾内クルーズがあったり…ということで、前回と同じメンバーにて2年ぶりの岩国と相成った。
KENT(勝手)隊員、S木(同)隊員、H津(同)隊員、そしていつものタイチョー、よっすぃー隊員、カズ隊員、ワタクシことミキ隊員である。

長蛇の列に並び、ゲートで簡単なチェックを受け、中に入る。
「あ、犬さん居るよ、犬さん」
「え!どこどこ?」
自衛官に連れられた警備犬。米軍海兵隊の連れた警備犬は「いかにも」な顔立ちだ。
「可愛くない〜」
まあ、警備犬だからね…。

何とか無事に到着、まだゲート前だというS木隊を待つ間に、『埋め立て地見学バスツアー』の整理券でも取っておこう!
今回が最後らしいし。
そして開会式の前に無事合流!会場へ向かう。

第4格納庫前、会場広場には、ずらりと制服姿の自衛官が並んでいた。
せ、制服姿の…。

ああ、10月に基地祭があって良かった。
だって冬服だもん!


冬服は海自(の幹部常装第一種冬服が一番カッコいいと思う!!!

だって金ボタンの黒のダブルのスーツに、袖には金線の階級章が!そして白い手袋が…!!!
これが9月だと白い詰襟の第一種夏服なのだが、大半の人が常装第三種夏服で、がっかりなのだ。

開会式そっちのけで制服を堪能していると、10時頃、祝賀飛行が始まる。
MHー53E掃海ヘリ、T−5練習機、U−36A訓練支援機(これは初めて見た!)、US−1A・US−2救難飛行艇、あとEP−3、OP−3C、UP−3D…P−3Cの亜種(笑)で姿そっくりでビミョーに違うのだがどれがどれだか???

▲MH−53E ▲U−36A     /    ▼UP−3D ▲下 US−1A、上 US−2


その後、儀杖隊が入ってきて、捧げ銃。
国旗と自衛艦旗が退場すると、自衛隊員達も退場。
ああ、制服の群れが…!!!

続いて小月の航空学生によるファンシードリル。

4kg以上ある銃をくるくる回してみたり、ぶつかりそうなのに絶対ぶつからずに交差しながら隊形を変えたり、歩きながら すいっと前後の人と銃を交換してみたり。
毎度ながら息のあった素晴しい演技だ。

太鼓の音なしでタイミングを合わせて動くサイレントドリルなんてのもあって面白かった、

次は下総航空基地のカラーガード、『下総マリンブルー』による演技!
これは、下総航空基地の女性自衛官の有志が集まったガード隊だ。


紺色のプリーツのミニスカートに、白いブーツが超☆可愛い!
曲に合わせ、鮮やかなフラッグが揃って振られる。
ドリル隊にも言えることだが、ここまで揃えるのに一体どのくらい練習を重ねたのだろう。
あの爽やかな笑顔の裏に隠れた努力があるんだなぁと。
航空祭に華を添える、素晴らしい演技だった。
くるっと向きを変える時の揺れるプリーツと、チラッと見える太ももが特に良かった…!(*´д`*)

そしていよいよ今年初の機動展示飛行!

UP−3DとU−36Aの3機が降下した後、UP−3Dが長時間飛行する際に
エンジン1基をとめてエコ飛行?する模様や、U−36Aの高速飛行、
高速で飛行するUP−3Dの飛行で終了した。

空自の航空祭とは飛ぶものも雰囲気も違って、新鮮だった。


そして、よっすぃー隊員とカズ隊員がスタンプラリーに挑戦し、ミニ新幹線に乗り、ふわふわバルーンの中で跳んだり跳ねたりしている頃、H津隊員とワタシは、格納庫内に居た。



H津隊員の事前応募によって見事当選しMH−53Eに体験搭乗できることになったのだ!
あああああああありがとうございます!!!

身元確認や同意書に一筆書かされた後、椅子に座って飛行経路や救命胴衣の使用法などの説明を受ける。
イヤーマフと救命胴衣、そして鑑識札が渡され、いよいよ搭乗開始。
バスに乗ってエプロンまで移動し、バスから降りるとチェーンを持って1列に並びヘリへ向かう。

3機並んだMH−53Eのタキシングがかっこよくて、乗組員のツナギがかっこよくて、
ふらっと萌え死にそうになりながらヘリに乗り込む。
近くに行って、イヤーマフをそっと外してみると結構大きな音で、イヤーマフの効力を実感。

▲準備完了、H津隊員。
中は背もたれ90度、座り心地も何もあったもんじゃない感じの椅子が並んでいた。
ワタシとH津隊員は一番奥に座ることになり、席に座るとシートベルトを着用するよう指示が出る。

乗組員の方はヘルメットから有線でつながっていて、ソレをカラビナで天井のワイヤに引っ掛けてある。
胸にもベルトが着けてあって、天井の巻き取り式のリールにつながっている。
あれ?逆?有線がリール巻き取り式で、胸のがワイヤにカラビナで固定?

座るときには、余分なコードを、壁に面ファスナー(いわゆるマジックテープ、ベロクロ)で留めるようになっている。
他にも何かが固定してあった。

便利だ、面ファスナー…。

ヘリ内部は騒音で全然音が聞こえないので、全てゼスチャーによるもの。
もうその手のしぐさにも萌えが止まらないのに、シートベルトも着けてもらい、更に目の前に座られて、心臓が…!
そして心臓の激しい鼓動とともに、変な汗が…。

実はワタシ、乗り物が苦手である。

特に飛行機や船(地上から離れるもの)が苦手で、ヘリは初体験である。

ここここここここえええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!

でも大丈夫、愛があれば苦手も克服できる気がする!!!
万が一、気分が悪くなったら、隊員さんに介抱してもらえるし、ソレも悪くないわと、意を決して乗り込んだのである。


しばらくして、機体が動き始める。
普通、ヘリというのは回転翼=メインローターを回転させることで揚力を発生させ、垂直に離着陸できる。
なので、その場で浮くと思い込んでいたけど、よく考えたらMH−53Eってタイヤがある。
えええ、走り出した〜?!
毎年、体験搭乗イイナ〜と何にも考えずに眺めていたけど、そういえば滑走路走ってた!
だんだん回転数が上がるようなそんな音がして、ふわっと体が浮く感じ。
浮いた!!!
そして更にふわっと。
ふわふわっと。

ここここここ〜〜〜わ〜〜〜〜い〜〜〜〜!!!(本当にワタシ乗り物恐いんです)

隣でH津隊員はニコニコしている。
機内を見渡すと、実にみんな楽しそうだ。
笑え、ワタシ!笑うんだ!ワタシも笑うんだ!!!
そうだ、外をみよう!遠くを見れば気がまぎれるハズ!
MH−53Eは、後ろがぱかっと開いていて(何て書けばよいのかわかりませんが、お尻部分があいているんです、そう、ぱかっと)ソコから外を見ようとH津隊員越しに外を見る。
「?!」

え、アレ何、滑走路…?!
何故か滑走路のオレンジのラインが目の前に…。
すぅ、と気が遠くなる気がした。
後ろ(テール部分)から滑走路見える=機首上向いてる。

ぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!

しかし、少しするとふわふわ感もなくなり、平衡感覚も取り戻し、ちょっと恐くなくなってきたぞ、な頃に、目の前の乗務員がベルトを外し、立ち上がる。
例の手による合図で安全を確認すると、「ベルトを外してもいいですよ」的な仕草でOKが出る。
アレ、外れない…。
そんなとき、目の前にいた隊員さんが気付いてくれ、優しくベルトを外してくれた。きゃあ、いやぁ〜んv
ああ〜v不器用バンザイ!!!(ただのアホです)

H津隊員と、後ろの窓から外を見る。
もうかなり上まで上がっていて、基地から離れていくのが見える。
すごい、飛んでる〜!
海にはヘリの影が落ちていて、何だか嬉しくなる。
↓コレ        

「あっちも行こう(と、言っていると思われる)」とH津隊員に促され、ヘリ内を移動。前にも行ってみる。
前方ではコックピットを覗いて見せてくれる。
「足元と、頭、気をつけてください(と、言っていると思われる)」と言われたにも関わらず頭をぶつけ、コックピットを覗き込む。
「写真撮ってもいいですか(と、言ったつもり)」と尋ねると、大きく頷き、手でどうぞと示してくれた。

H津隊員は、隊員さんに話しかけられ、何か話していたが。
  ホイスト
 

先ほど乗り込んだ右前方の入り口部分からは、ドアを閉めているにも関わらず強い風が入って来ていた。
窓にへばりつき顔をくっつけて、ホイストと、回っている回転翼を見上げる。
おお、すごい。
外には、右前方に編隊を組んで飛んでいる他の2機が見える。
すごい、飛んでる〜〜〜。
改めて自分が飛んでいることを実感。



再び、後方へ移動していると、先に窓際にたどり着いたH津隊員が、激しく手招きしている。
「あれ、あれ!」
下を指差す。
あれは…船。
船?!
いや違う、アレは輸送艦「おおすみ」と、「しもきた」だ!(いや嘘です、そんなの瞬時にわかりませんので、帰って番号調べました、ハイ。)
他にも「とわだ」と思われる補給艦が居た。

まさか上から見る時が来るなんて…!
左/輸送艦「おおすみ」          
      右/「とわだ」型補給艦
輸送艦「しもきた」

一通り歩き回って、ほっと一息ついたところで、H津隊員に肩を叩かれる。
どうやら「そろそろ座れ」な合図があったらしい。
席に戻ってシートベルトを着用、おとなしく座って目の前の隊員さんの動きを舐め眺める。
後ろのお尻部分から外を眺めると、滑走路が見える。

ゆっくりと着地。
しばらく走った後、機体の動きが止まった。

約30分間の空の旅も終わり、ワタシはまだ夢心地でゆっくりと立ち上がる。
あああああ、かっこよかったなああああ〜。
行きと逆の手順でヘリから離れ、バスに乗り込む。

遠く離れたロープの向こうで手を振っている、よっすぃー隊員とカズ隊員。
そしてみんなの羨望の眼差しが…!

お〜っほっほっほっほっ!
皆さんごめんなさいねっ!

何かしらこの優越感…。

バスから降りると、カズ隊員が息を切らして迎えに来てくれた。
「どう?どうだった?」
「えええ、そりゃかっこよかったよぉ〜」
「いいなぁ!」
いいでしょう!!!あはは、いいでしょう!!!あはははははは。

「いやぁ、こんなにね、喜んでもらえるとね、こっちもせっせと葉書出した甲斐があるってもんで」
そう、これもH津隊員のお陰です!!!
ありがとうございます!
今後H津隊員の仕事の書類は
最優先で処理させていただきます!!!

ちなみにその頃の3人。子守ありがとう。。。 マーシャラーの手がイイ(・∀・) ウォークバック中(笑)

その後、全員で埋立地の見学ツアーに参加、ランウェイ予定地などを見学したり、KENT隊員とH津隊員が化学消防車による放水体験をしたりして楽しいひと時を過ごした。

1600過ぎ、「蛍の光」が流れ始め、S木隊員達と現地解散。
タイチョー以下4名は。F−15の帰投を見届けるため、再び会場へ。
築城に帰るF−15がタキシングを始めている。

タービンの回転音と、バックのメラメラがそのときを待っている。。

1630頃、テイクオフしたF−15は一度大きく旋回し、再び滑走路上へ進入。
ちらっと背中を見せるファンサービス!
そしてそのままハイレートクライムで消えて行った。
遠足は家に着くまでが遠足、航空祭は帰投までが航空祭…。
まだ残っている外来機もあったが、F−2は本日お泊りのようなので、へなちょこ隊も帰ることに。
さすがにロープ持ってじりじり迫りくる自衛官と睨めっこしながらしつこく粘るのは、迷惑だと思うので。
(制服の自衛官にじりじり迫られたいとかいう願望はこの際置いておいて)
1630を過ぎると、基地周辺の渋滞も緩和されるのでちょうど良い。
ぼちぼち帰るとするか!


帰りのへなちょこ号では、座って数秒後によっすぃー隊員が陥落、カズ隊員もしばらくは起きていたようだが気付くと夢の世界に旅立っていた。
黙って運転中のタイチョーの隣に座っている、助手席のワタシはというと。
「もうね、超かっこいいんよ〜あの手が!こう、親指立てて『OK』って合図が!」
「やっぱ制服は冬服じゃないとね〜、海自の制服ってすごいカッコいいと思わん〜?金モールがさ〜」
「誘導員(航空機誘導員=マーシャラー)のあの手の動きっていいと思わん?あれ駐車場の誘導でもしてるの見たらときめくわぁ〜」
一人萌え語っていた…。

今日は「初・機動飛行」、「初・カラーガード」、「初・バスツアー」、そして「初・体験搭乗」と、初モノ尽くしの一日となった。
5月のFDに比べれば少ないそうだが、今回は初モノが多かったせいか、人が増えた気がするが、これは高速道路1000円だから?!
それともヲタが増えた?!
実は「鉄子」とか「歴女」みたいに密かに流行ってる?!!
…真相は定かでない。


また調査のために、来 年 も 行 か ね ば !!!
(何だかこの前も言ったセリフだな…)

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