■■Report #67 Report index


呉市海事歴史科学館
   大和ミュージアム



平成17年の開館から4年、初めての入館である。

真っ先に行きそうなものだが、行ってなかったのである。

卒業式の帰りに、呉まで大回りして帰るのが恒例となってしまった。
前回は海上自衛隊呉資料館「てつのくじら館」、今回は呉市海事歴史科学館「大和ミュージアム」である。

大和ミュージアムには、呉の歴史と、呉の誇る科学技術、そして戦艦大和の1/10模型などが展示されている。
入り口で「ハイ、大和☆」と写真を撮ってもらい(何処にでもいるな…このシステム)、1階から順に見て回る。

まず目を引くのは、全長26.3メートルもある1/10模型 戦艦「大和」。
近くで見ると、ものすっごいリアルだ。
アンテナとか、ロープとか、ちまちまっと。
ちっちゃいものクラブなワタシには、ミニチュアって堪らん!という感じなのだが、
しかし順路では中に入れと書いてあるので、「呉の歴史」展示室へ。


明治に呉鎮守府、呉海軍工廠が設置され、戦前の昭和時代には戦艦「大和」を建造した軍港、海軍工廠の街として栄えた呉。
軍需で栄えていった様子、そして技術の結晶「大和」の建造からその生涯まで、さらに現在の海底に眠る「大和」の様子までが展示されていた。



海軍拡張による繁栄の様子は華々しい感じだったが、やはり海軍=戦争とは切り離して考えられないので、その内容は痛々しく、重いものだった。

しかしそんな苦しみを知っているからこそなのか、戦後の呉市は復興・再生を進め、平和産業港湾都市として、目覚ましい発展を遂げる。
あんなものも作ってるの〜とか、大和のこの技術がこんなところに平和利用されてるのね〜とか、パネルや展示物を見て思った。


そして何よりも強く感じたのは、呉の人たちが「大和」をとても誇りに思っていること。


大和は戦争のための軍艦でそこに暗い背景があるにしても、当時の最新鋭の技術を注力した設計、機密保持に細心の注意を払われた建設、そして史上最大最強の連合艦隊旗艦への乗務…大和に携わった全ての人たちの「誇り」を
強く感じた。
(決して戦争を肯定する意味ではなく)「大和」は呉のシンボルとして、皆に愛されているんだな〜と。
…じゃなきゃ、こんな施設作らんよな…。
展示室をでると、大和の模型の周りをぐるっと見て回り、大型資料展示室へ。

ここには零式艦上戦闘機、人間魚雷「回天」などの実物資料があって、「うわぁ、コレに乗って…」と思うとよりリアルに戦争の悲惨さを感じた。

特攻で散っていった若い兵士が両親にあてた手紙や、その年齢を見ると胸が痛んだ。
そこからエスカレーターであがると、大和模型を見下ろせる感じに。
改めて大きい。


他にも歴代の戦艦の模型がたくさん展示されていて、ちっちゃいものクラブのワタシには…(略)。



そして雰囲気はがらりと変わり、船を作る技術や原理が、体験しながら学べるコーナーに。
よっすぃー隊員と、カズ隊員の目の色が変わる。
「あれ!あれしたい!」
果たして原理を理解したのかどうか不明だったが、とにかく色々体験できて楽しそうだった。
▲滑車の原理を学び中 ▲シミュレーター ▲潜望鏡 ▲船の造りを学ぶ…?


他にも、「大和」つながりで、松本零士の「宇宙戦艦ヤマト」のコーナーがあったり、宇宙服や隕石が置いてあったり、未来の「船」のコーナーがあった。
いやでもイスカンダルには行かんだろう…。
ちょっとビミョーに世代が違って、話知らないんだよね(と、若さをアピール)。イスカンダル知ってる時点でアウトだよ…。

で、そのまま道なりに歩いていくと、ミュージアムショップ=土産物屋に到着、という館内の作りだった。
外に出ると、戦艦「陸奥」の主砲身、スクリュー、主舵などの引揚品が展示されていたり、海側には潜水調査船「しんかい」があったり、「大和波止場」は実物大の戦艦「大和」をイメージして作られていたり、ミュージアムの外にも見所満載だった。


以前、映画「男たちの大和/YAMATO」の実物大ロケセットを見に行き甲板の上を歩いた時も感じた事だが(Report#21参照
、こちらも実物大で、左前半分でこの大きさってことは、やっぱり相当大きな船だったんだな〜と実感。


甲板部分を走りまわるよっすぃー隊員とカズ隊員の無邪気な姿に、改めて平和な時代で良かったなと感謝し、
そしてこのままこの平和が続く事を強く願う。

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