■■Report #60 Report index


冬になると見かける、渡り鳥たちの群れ。
彼らは、秋から冬にかけて北からやってきて、日本で冬をすごし、春になると再び北へ帰っていく。
一年中いるような気がするが、カモメも渡り鳥だ。

へなちょこ隊の近くには、どんな鳥たちが渡って来ているのだろう。

そんな渡り鳥たちの調査を行うべく、我々「へなちょこ野鳥の会」は福山市芦田町にある富谷池護岸に来ていた。

池では家族連れが野鳥にエサを与えていた。
これは隣にある福山市立動物園が用意したもので、紙コップに入ったエサが園内で販売されている。
鳥たちは、子供たちの投げるエサに競って食いついていた。

その鳥たちの塊をよくよく見ると、群れの中に白い鳥や、茶色い鳥、大きいのや、小さいのや、とにかく色々いることに気づく。
これはしっかり観察する必要がある。


渡り鳥といえば、北のほうではハクチョウやツルが有名だが、この辺りで見れるのはカモくらいだと思っていたのだ。
こんなにたくさんいるなんて!


まずは1匹(1種類ずつ)押さえていくか。
※コンパクトデジカメの超拡大画像なので、
画像がビミョーなのはご愛嬌ということで…

まずマガモ
これはオスの頭が緑色なのでわかりやすい。
でもメスは全体が茶色で、まだらな模様がある。
これによく似たのが、カルガモ
90円切手のあの鳥である。
くちばしの先が黄色い。
オスとメスの違いはよくわからないが、この模様、スズメバチの巣に似てるな…。
次にヒドリガモ
頭が茶色で、顔がクリーム色、尾は黒い。
あどけない表情がカワイイ。
こんなカモ、見たことないと思ったのに、へなちょこフォトの2006年1月の写真はコイツだ…。
一番わかりやすいのは、シロアヒル
アフ○ックとか、ドナ○ドダックは、このアヒルである。

何ででしょうね、白飛びして真っ白に写っているのを除いたら、お尻の画像しかありませんでした。
でもこのお尻がカワイイのだ。
オナガガモはお尻しか撮れなかったが、これでもはっきりとわかる、キレイな縞の羽色。
その名のとおり、尾が長いのが特徴である。
そしていかにもハクチョウなこの2羽は、コブハクチョウという。
日本に渡ってくることは殆どないらしいので、彼らは飼われているのだろう。




今挙げた分だけでも6種類いる。
他にも、サギの仲間(何サギかわかりません…)や、
ウの仲間(何ウか…)が。


スズメやカラス、上空のトビも含めれば十数種類がこの小さな池周辺に集結しているのだ。
すごいなぁ。

その中で、まったくけんとうのつかない鳥が。
黒い体色、クチバシから額にかけて白い。
何、新種…?

これはもっと近くで観察せねば!!!
しかし野生が強いのか(そりゃ今まで発見されなかった新種かもしれないのだから)、エサやり会場には決して近寄ろうとしない。
何とかして近くで見たいのだが。
何か方法はないものか、考える…。

「あれ!あれは?!」
よっすぃー隊員が指差したそこには…!!!

船だ。
しかもご丁寧に、鳥の形にカムフラージュがなされている。
虎穴に入らずんば虎子を得ず!
やっぱ鳥に近づくには、鳥になれということか!!!

さっそくおっちゃんに800円を払い、その船に乗り込む。


なんて事はない、ただのスワンボートである。
「20分ね」
時計を見て、おっちゃんが向こうへ押してくれる。
タイチョーとワタシは、早速こぎ始めた。


進まない…。


水鳥たちは悠々と我々の横をすべるように泳いでいく。
しかし奴らも、涼しい顔して水の下では必死で足を動かしているはず!
我々は漕いだ!
必死で漕いだ!
漕いだ!!!

しかし、彼らは一定の距離を保ちつつ、我々のハクチョウを模した船を、あきれたようにチラ見しながら泳ぐばかりで、決してその距離が縮むことはなかった。
言葉が通じなくても馬鹿にされているのがわかるように、例え相手が鳥でもわかるもんはわかる!!!
くそ〜。


この作戦は失敗だったのか。
時計をみると、10分を過ぎたところだった。
「え?!まだ10分?!」
もういいよ、帰ろうよ、いやまだアイツに近づくまでは…という葛藤に悩みながら、ゆっくり漕いでいた、その時。


止めを刺すかのような出来事が起きた。
動物園の方から、ゴミ箱が倒れたであろう金属音(だってさっきカズ隊員も倒したから…)。
それと同時に。
水鳥たちは、いっせいに羽ばたき、我々から離れていった。

もうあそこまで追いかけるのはいいわ、ということで、諦めてボート遊びを楽しむことにする。
よっすぃー隊員と、カズ隊員が交代でハンドルを握る。
二人とも足が届かないので、漕ぐのはやはりタイチョーとワタシだ。


あの鳥は何だったのだろう。

黒いアイツ。

帰って写真を見ていると、偶然にもヤツが写っていた。

拡大してみる

めめめめ目が
 赤いんですけど?!!


ますます気味の悪い鳥である。
カモの仲間にこんな鳥はいない。

オンライン野鳥図鑑なるものを発見するが、いずれも「名前で検索」「科で検索」などといった検索方式であった。


名前や科がわかりゃ、検索なんぞしませんから!!!



で、色々探して、大きさや形や色などで検索できるサイトを発見。
ついにソレらしい鳥を発見!!!




     オオバン


初めて聞いた名前。
クイナの仲間らしい。
クイナといえば、沖縄のヤンバルクイナの仲間なのか。
そういえばちょっと似ているような似てないような。(どっちだ)
(多分)オオバンというツル目クイナ科の鳥のようだ
そんな鳥もいるんだ。

ものすごい物知りになった気分だ。


そしてそのまま鳥図鑑を見ていると、見覚えのある鳥、いつかどこかで見た鳥、色々な鳥がいた。

我が家の周りにもメジロがいたり、コサギがいたり、プーすけ隊員のお庭にはツグミが来たり…。
意識さえすれば、野鳥観察も結構簡単に出来るのだ。

これを機に、自分の周りの野鳥を探してみるのもいい。
1つでも名前が覚えられたら、それだけでもいい。
そしてその鳥達のために、ゴミを捨てないこと、水を汚さないことを、次の世代に伝えられたら…。
無邪気に鳥の画像を指差すよっすぃー隊員と、カズ隊員に期待しよう。

オマケ。


写真の整理をしていて出てきた1枚。

この大きな「鳥」にも若い男女が乗っていました。
小鳥が一緒にエサをついばんでいるかのような、
毛づくろいでもしているかのような、
ホント仲良しなつがいでしたょ。。。
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