■■Report #21 Report index

へなちょこたちの大和/YAMATO

ヒトサンマルマル―――
ナベ隊長率いるへなちょこ小隊は、桜も散り始めた4月18日、向島へと向かって
いた。

尾道大橋を渡るとそこには『大和セット →』などと、でかでかと看板が掲げられている。
なんともわかりやすい。
本日の目的地は映画『男たちの大和』で使用した、戦艦大和を原寸大で再現したロケセットである。
ホンモノの大和は全長263メートルで、今回のセットはそのうち190メートルを作ってあるらしい。

海上自衛隊の護衛艦の公開を見に行って以来、自衛隊モノにはまり、基地祭にも行った。
灰色の船体、無駄の無い装備、やっぱり自衛艦ってかっこいいねぇ…と思った。
日本では国防の目的なので軍艦とは呼ばないけど、外国からみれば普通に軍艦である。
軍艦といえば、旧軍時代の連合艦隊旗艦、戦艦大和を知らない人はいないだろう。
間違ってもイスカンダルへは向かわない方の大和だ。
当時世界最大ともいわれ、不沈の戦艦とまでいわれたのに、本来の目的に用いられる事なく沈んで行った悲劇の軍艦として、日本人の心に深く残る戦艦である。
大和を題材にした本や映画も数多くあり、今も日本人の心の中で生きているといえる。
そして昨年12月、完成した映画が『男たちの大和/YAMATO』である。
セットは向島に作られ、「反町隆史がきているらしい」とか「撮影の砲弾の音が聞こえる」とか噂は聞いていた。
撮影が終わり、ロケセットが公開されたとニュースで聞いても、今行っても多そうだし、近いんだからいつでもいけるさと高をくくっていた。
しかし今日、駐車場に「2006年5月7日(日)まで公開延長」と書いてあった。
セ、セーフ…。
とりあえず、へなちょこ隊も「隊」つながりとして、自衛隊モノを意識してきた(?)わけだが、自衛隊の前身も押さえておかないといけないだろうということで、今回は旧軍時代のシンボル、大和を調査すべく、へなちょこ小隊は任務に就くであります!強引!

駐車場に車を停め、シャトルバスに乗り撮影セットまで移動。
バスを降りると、灰色の船体が見えた。
軍艦にのみつけることを許されていた菊花紋章の光る艦首。
ホンモノはチーク材に金箔が貼られていたそうだ。
撮影ポイントのようで、カメラを構えた人が「ハイ、ヤマト!」なんて言いながらシャッターを押している。

甲板に上がり、順路に沿ってゆっくり歩く。
九六式3連装25ミリ対空機銃など、説明つきで展示されている。
あれ?よく見ると上半分ないじゃん!
え?あと全部CG?!
セットの再現やその規模もスゴイのだけど、日本のCGの技術に感服した。
大和は板張りの甲板が特徴だが、順路誘導用のロープが張り巡らされていて、その広さが実感できないのが残念だった。(セットですから!)

セットに手を触れないで下さい、という張り紙。
よく見ると、木にプラスチックを貼り、塗装してあるようだ。
戦艦の上まで登れるのだろうと踏んでいたタイチョーはがっかり。
「やっぱ張りぼてか〜」

お船どこぉ?と、よっすぃー隊員は嬉しそうに歩き回っている。
いや、これが船なんだけど。
軍艦の上を子供が走り回っているなんて、当時考えられない光景だろうなぁ。
それどころか、こんな観光化されてるなんて、ありえないよなー、という考えが頭をよぎる。
ふと見渡すと、観光客はその殆どがホンモノの大和を知らない世代の人達で、『大和』という名前に惹かれてやってきたのだろうという印象を受けた。

実際、大和グッズなんてものも販売されていて、海軍カレー、大和ラムネは当時存在した物の復刻という形で、まぁ許せるが、柚子醤油とか小魚ふりかけまで戦艦大和シールがはってあるのはどうかと(笑)
といいつつ、食堂で食べてしまった大和カレー500円也。奥のは尾道ラーメン。
他にも海軍コーヒーやら大和ラムネソフト、水兵さんのレモネードなど、海軍、大和モノ盛りだくさん(笑)

タイチョーが、大和のセットも近くでみるとやっぱりちゃちいなぁ、と言ったのも、作り物だから仕方の無いことで。
こんなのがセットじゃなく普通にいるのも怖いし。

むしろこれがセットで、観光地化されてて、グッズが販売され、子供が走り回ってて…
―――ああ、今の日本って平和で良いな。
と、素で思った。
 

大和に関しては、他のサイトで詳しく書かれているのであえて触れないことにしておく。

今回の調査報告…
 

とりあえず、公開は2006年5月7日(日)まで!
まだ行ってない人はお早めに!!!!!


追記

そしてうっかり書き忘れていたが、今回が多分初の新人隊員、カズです。
あっけないデビュー。

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