温泉は温泉でも…
日本は温泉大国である。
貧乏旅行(探険)をしている人間には、ありがたい存在である。
日本には、一泊数万円の温泉宿やら、自分で湯船を作って入る野趣あふれる温泉、水道水を沸かしてある温泉(笑)、入浴剤を入れている温泉(!)など、実に様々な温泉が存在する。
温泉と言えば一般的に、水(湯)であるが、鹿児島県薩摩半島には、温泉は温泉でも、水の無い温泉があるときき、わがへなちょこ隊はタオル持参で鹿児島に乗り込んだ!
鹿児島県、指宿市。
薩摩半島の先端に位置し、温泉の街として全国的に有名である。
ここには、世界でも類を見ない、砂蒸し温泉がある。
水の無い温泉とは、実はこの砂蒸し温泉の事なのだ。
指宿の温泉街を一周。砂蒸し会館の駐車場を見つけ、車を停める。
タオル片手に、綺麗に整備された砂蒸し会館へ。
パンフレットを手に取り、目を通す。
あの有名な歌人、与謝野鉄幹、晶子夫妻も訪れた歴史ある温泉なのだそうだ。
海水が温かいのかと思ったら、海水とは違うそうだ。
化石海水というのだそう。
そのメカニズムは難しすぎてよくわからないが、どうやら、浴衣に着替えて砂浜にでると、埋めてくれるらしい。
受付けを済ませ、浴衣に着替え砂浜に。
浴衣の下は何も着ないでください、と書かれているので、その通りに。
なんだろう、この開放感(笑)
砂浜から湯気が出ている。
『砂浜には、80℃〜90℃と高温のため素足で入ると火傷しますのでご注意下さい』…みたいな看板が!
こっ、こわ〜。
砂浜での砂蒸しは自然条件で左右されるらしく、今回は「全天候型砂蒸し場」で蒸されることに。
砂浜で蒸されるのを期待してたけど、こればっかりはね…。
とはいえ、初体験の2人はワクワク。
ヨッスィー隊員はまだ熱いと言えない為、危険なので足だけちょっぴり乗せるので我慢。
こんな砂じゃ、砂遊びもできないしね〜。
砂蒸し場は、まさに屋根付き砂場、という感じ。
そこに盛り土がされていて、顔だけ出した人達が、真っ赤な顔をして横たわっている。
隊員たちも、さっそく蒸されることに。
頭にタオルを巻き、横になると、スタッフのおばちゃんが砂をかけてくれる。
身動きが取れない程でもないが結構重い。
「熱かったら動いていいですからね〜」
と、言われたが、全然平気だった。
風呂好きの私にとって寝転がって入れる蒸し風呂って最高かもー!
とはいえ、10分過ぎると、汗が出てくる。
まだまだいける、と思ったが、初めてなので、限界が分からないし、倒れても困るし、20分くらいでやめておいた。何事も程ほどがよろし。
浴衣を脱いでシャワーを浴びて砂を落とし、館内の温泉へ。
すごく汗をかいたので、毛穴が開いているのが分かるくらい。
「いや〜、気持ちよかったねぇ」
お湯も水も無い温泉に、大満足なへなちょこ隊であった。