雪上訓練!
2月4日、休みが一緒の(勝手隊員)プーすけ隊員とスキー、いや、雪上訓練に出かけることになった。
今回の作戦名は「まったり、ぼちぼち滑りましょう」。
中国地方のスキー場の実態を調査する。
隊長とミキ隊員はスキー、プーすけ隊員はスノーボードで臨む。
午前9時、スキー場に到着。
朝イチに間に合わないのも、作戦の内である。
ミキ隊員の住む中国地方は雪が少ない。
ここ1週間、天気が良かったので、人工雪しかないだろう。しかも、中途半端に解けた雪が凍って、スケートリンク並にガチガチに違いない。
なので、朝イチはパス、という作戦なのだ。
さっそく着替えてゲレンデへ。
中国地方のスキー場は、スキーヤーが少ない。
ここ、スキーってOK?と聞きたくなるくらい少ない。きっといつかスキーOKという看板ができるに違いない。←そんな訳ないか。
今日もスキーの二人は肩身の狭い思いをしつつ、リフトに乗る。
「じゃ、行きますか?」
一斉に滑り出す…
『ガッ、ガガガガガガガ?!!!』
滑り出した足に伝わる振動。
「?! 」
思わずブレーキをかける。わずか数m降りたところで、皆止まる。
「ナニ、この雪??」
9時とはいえ、まだ氷は解けておらず、岩海を滑っているようだ。固い氷が、ダイレクトに衝撃を足に伝える。板を踏みこんでも、止まらない!
…がっかり、というか予想通り!もう少し解けるまで、しばらく下のほうの初級ゲレンデを滑ろう。このアイスリンク状態で、斜度のきついリンク、もといゲレンデには行く気がしない。
まぁ、今日はのんびり行こうよ、とだらしない隊員達である。
こんなだから、上手くなれんのよ。わかってはいるのだが。
今日は快晴。
少し滑って、一息ついたころには雪も少し解け、柔らかくなっていた。
「そろそろ上に上がってみようか」
上のゲレンデに行くため、このスキー場では1番長いリフトに乗る。
ミキ隊員、暇なのでデジカメを取りだし、周囲の景色を撮る。
そんなに長いリフトなのか?いや、決して長くはない…。遅いのだ…。
雪をかぶった木の枝には、早くも春の準備をしているのか木の芽がちょこんと出ている。
雪の上に動物の足跡は見つけられなかったが、塊が転がって落ちた跡が、面白い模様を描いていた。
その先には、ゴロゴロ転がるうちに大きくなっていったであろう雪玉が、カタツムリのように縦巻きになって立っていて、何かの生き物に見えておもしろい。
タラノキも発見。春にはおいしい芽が出るのだろう。
数年前、渓流釣りの帰りにタラノキと採り方を教えてもらい、天ぷらにして食べたのがおいしかったので、昨年は隊長と採りに行ったのだが、その時ミキ隊員は開眼した。
「あ、タラノキ!そこにも!」
何故かよく見付けてしまう。しかも、
「この辺にはないわ、パスして」
生えている雰囲気まで読めるようになってしまった。
そして今日も、この始末…。(写真参照)
リフトを降りると、下とは景色が違って、木々も樹氷のよう。
数百m上がっただけで、雰囲気が違う。
ちょっと写真では表現できないが、冬に満開の花を見たようでキレイ。
真っ青な空と、真っ白な雪のコントラストがまぶしい。晴れ過ぎ!
「先いきますよ!」
ナベ隊長の後に続き、滑り出す。
上のほうは人も少なく、貸しきり状態。
「!!!」
でも結構急だ。思ったよりも狭い。
慎重に滑り出したミキ隊員の横で、プーすけ隊員が転がりおちている。
さすがにボードでここを滑るのはきついだろう…しかもプーすけ隊員はボード歴も浅い。
無理もない、スキー歴6年のナベ隊長もその先で砕け散っているのだから。
「みんな情けないな?」なんて思っていると、地面がひっくり返った・・・。
みんな雪まみれである。
楽しいと自分の年も体力もレベルも考えずに滑ってしまうモノだ。
『おかしい、ゆっくりぼちぼち…のはずが、何でこんなハードなコースを真剣にすべってるんだ!』
誰もがそう感じたのは、何本目かのリフトに乗った時だった。
「なんじゃ、あの腰抜けは!ワシを見習え!!!」
プーすけ隊員が、後ろから来たボーダーを遠巻きに見て批判している。この狭く急なコースで、彼のレベル(失礼!)でもこんなに頑張って板をまわしているのに、板を横にしてズルズル降りるのが許せないらしい。
プーすけ隊員、確かに今日はスゴイのだ。
「こんなに頑張って滑ったのは初めてじゃ」
本人もそう言っている。
「・・・・・・。」
ミキ隊員はついて行くのがやっとで、返事も出来ない位ヘロヘロである。
3時を過ぎた頃、そろそろ上がろうかと、車へ向かった。
今日は、ハードコンディションであったのにも関わらず、頑張って滑ったと思う。
「まったり、ぼちぼち滑りましょう」
最初はそう思っていたのだが。
そんなことも忘れてしまう…やっぱり、スキーって楽しい。ヘタでも、体力なくても、楽しいのだ。
では最後になったが、今日の本題、中国地方のスキー場の実態を報告する。
一、2月でも人工雪(人工氷?)、それはスケートリンク並!
一、スキーOKという看板がある(ウソ)ボーダーが多い!!!
そんなことを考えつつ目をあけたらもう家の前だった。
あれ?
帰りの車はどこでもドア?